銀河雀雄伝説
003 この先も・・・
「中尉・・・私は少し麻雀を学んだ.そこで知ったのだが麻雀には思想の潮流が二つあるんだ.鳴きはメンゼン以上に早上がりだという説と,メンゼンに勝るものはないという説とだ.人は負け始めると前者を口実にして鳴き,ツモがいいと後者を理由にメンゼンにする.それを何百荘,何千荘も続けてきた・・・」
「・・・・・・」
「このさき,何千荘もそうなんだろうか」
「・・・・・閣下」
「いや,他家なんかどうでもいい.私はぜんたい流した牌の量に値するだけの役を上がれるのだろうか・・・悪かったな,変なことを言って,気にしないでくれ」
「・・・いえ,よろしいんです.清算をしてきます.マイナスは少しでしたわね」
「・・・たっぷり」
「はい,たっぷり」
(・・・・・ローエングラム伯の第2の捨牌を鳴いておくべきだったのか・・・)
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