銀河雀雄伝説
004 私が忠誠を誓うのは・・・
「閣下・・・皇帝はサイコロを振らぬまま死にました」
「!?」
「何を驚く? 私が忠誠を誓うのはたとえハコテンになっても点棒をきっちり払う人間のみだ.たとえ皇帝であろうと敬語など用いるに値せぬ」
「・・・・・・」
「閣下,皇帝はヤキトリのサイコロを振らぬまま死にました.ということは,皇帝の点棒をめぐって争いが生じることは明らかです.我々三人は同一点,どのように分配するかで血を見ずにはすみますまい」
「・・・卿の言は正しい.三者のうち誰が点棒を多くもらうかで私の運命も決まるというわけだな.トップをとるのは誰になると思う?」
「一人は同点といっても切り上げでのこと.私と閣下が真に同じ点数なのです」
「なるほど」
「ですが先ほど,おつりが無いとのことで陛下の百点を見逃してさしあげた恩をよもやお忘れではありますまい」
「・・・その恩を予はせいぜい高く売りつけられる訳だな」
「ご明察,恐れ入ります」
「・・・・・・ナンバー2,か」
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